FP1級に独学で挑戦(学科試験編)

 前回の記事で軽く触れましたが、2022年5月にFP2級を受験した後、2022年9月11日に一般社団法人金融財政事情研究会で実施された1級ファイナンシャル・プランニング技能検定の学科試験にも独学で挑戦しました。

 合格率は12.28%でしたが、結果は141点(200点満点)で合格できました。

 試験結果:2022年9月試験より

 また、実技試験も一般社団法人金融財政事情研究会での受験を選択し、2023年2月4日に実施されましたが、こちらも130点(200点満点)で合格できました。

 試験結果:2023年2月1級実技試験より

 実技試験の合格率は86.07%、今回のストレート合格の合格率は10.56%でしたが、今回も独学チャレンジに成功できたので、当時の勉強方法などを記載していきたいと思います。

 学科試験と実技試験の両方を記載すると長くなってしまうので、今回は学科試験対策のみを記載していきます。

目次

学科試験の独学期間は約2ヶ月

 2022年5月22日に受験したFP2級について、受験終了後の自己採点で合格ラインを超えていたことからFPの勉強を1ヶ月中断し、加藤克志税理士事務所開業に向けた準備を進めました。

 そして6月下旬からFPの勉強を再開するための準備としてAmazonで書籍を購入しました。

 その後、書籍が届いて数日がたった7月上旬からFP1級学科試験の本格的な勉強を始めました。

学科試験対策の教材はTAC出版「よくわかるFPシリーズ」+α

 今回の教科書と問題集は「合格テキストFP技能士1級(よくわかるFPシリーズ)」、「合格トレーニングFP技能士1級(よくわかるFPシリーズ)」、「図解いちばん親切な年金の本」を選びました。

 FP2級と同じように「みんなが欲しかった!FPの教科書」と「みんなが欲しかった!FPの問題集」を選ばなかった理由は2つあります。

  1. 合格率が低い試験ほど、より多くの過去問に取り組むほうが良いと考えているので、「みんなが欲しかった!FPの問題集」より問題数が多い「合格トレーニングFP技能士1級(よくわかるFPシリーズ)」を選んだ
  2. 問題集と教科書のシリーズを統一させるために「みんなが欲しかった!FPの教科書」ではなく「合格テキストFP技能士1級(よくわかるFPシリーズ)」を選んだ

 なお、「図解いちばん親切な年金の本22-23年版」についてですが、年金制度を理解しきれていなかったためAmazonで口コミの良い年金解説本を探していたところ、この本を見つけたので購入しました。

過去問演習を増やすために「FP1級過去問道場」もオススメ

 私の場合は、より多くの過去問に取り組むため、「合格トレーニングFP技能士1級(よくわかるFPシリーズ)」に加えて「FP1級過去問道場」にも取り組みました。

 FP1級過去問道場はこちらから

 「FP1級過去問道場」には2014年から直近までの学科試験の問題が掲載されています。

 さすがに全ての問題を解くとなると時間がいくらあっても足りませんので、私は最新版の過去問から順に解いていきました。

 また、「FP1級過去問道場」では一問一答形式を選べたり、間違った問題だけをピックアップして再度取り組むこともできるので、私の場合はスキマ時間や「合格トレーニングFP技能士1級(よくわかるFPシリーズ)」に飽きてきたときの気分転換として利用していました。

 ここで注意しておきたいのは、あくまでメインは「合格トレーニングFP技能士1級(よくわかるFPシリーズ)」であり、「FP1級過去問道場」はサブの位置付けであるということです。

 なぜなら、「合格トレーニングFP技能士1級(よくわかるFPシリーズ)」はTACの方でFP1級の合格に必要な知識を取捨選択したうえで最適な問題のみを抽出しているので極端に言えば1冊全て暗記すれば合格する可能性が極めて高くなりますが、「FP1級過去問道場」は過去問全てが掲載されているので全てを暗記するのは不可能ですし、何より範囲が膨大過ぎるので過去に1回しか出題されたことがないような問題まで覚えようとするのは意味がありません。

 あくまでサブである以上、「FP1級過去問道場」については「取り組むことができれば合格に近付くが、時間が無い人はパスすべき」という位置づけで良いかと思います。

学科試験対策のYouTubeは「ほんださん / 東大式FPチャンネル」

 前回の記事でも触れましたが、YouTubeでFP1級の解説している動画が「ほんださん / 東大式FPチャンネル」のみだったため、FP2級のときと同様に今回もこちらの動画を活用させていただきました。

 以上を学科試験対策の参考にしてみてください。

よかったらシェアしてね!
目次