今までは勉強方法など、税理士試験までの私の体験談などを書いていましたが、今回は税理士試験当日に体験したアクシデントを紹介します。
専門学校などでは試験当日に気を付けることなどが記載された小冊子が配られると思いますが、そこには記載されていなかったことを私は体験してきました。
試験当日は何があるのか分からないので、みなさんも私の体験談を参考にぜひ本番で100%の力を発揮できるよう頑張ってください。
簿記論では問題用紙が配られなかった
私の税理士試験初受験科目は簿記論でした。
そのため試験当日は税理士試験本番の雰囲気にのまれ、かなり緊張していましたが頭が真っ白になることだけは避けなければと思い、解答用紙が配られている間はずっと苦手だった特殊商品売買などの計算方法を頭の中で確認していました。
しかし、試験官が問題用紙を受験生に配り始めたときアクシデントが起こりました。
試験官は後ろの席の受験生から順に問題用紙を配っていたのですが、なぜか私の席の横に来たとき急に向きを変えて別の受験生に配り、再びこちらを向いたと思ったら私を飛ばして前の席の受験生に問題用紙を配りました。
このときすぐに試験官に対して問題用紙が配られていないと言えば良かったのですが、動揺してしまった私は「何か理由があったのかもしれないし、試験官は私に配っていないのを分かっているはずだからしばらく待とう」と考えてしまいました。
その後も問題用紙が配られないまま時間が過ぎ「これは本当にマズイ、どうしよう…」と考えていると、「何かある人は挙手をお願いします」という試験監督からの言葉があり、そこで挙手をして問題用紙がない旨を伝えたことで事なきを得ました。
財務諸表論では解答用紙にエアコンの水が落ちてきて濡れる&破れる
財務諸表論を受験するために席に着くと、真上に業務用エアコンがありました。
席に着いた時点で既に机の上に水滴がついていたのですが、そのときは「きっと簿記論を受験した人が受験終了後に机の上にペットボトルを置いて、その結露がついたんだろう」と思っていました。
その後、試験が始まりしばらくすると上から何度も水滴が落ちてきたので、ここでようやく真上のエアコンから水滴が落ちてきていることに気付きました。
しかし、既に試験中なので席を変更してもらえるかどうかも分からず、たとえ変更出来たとしても1分1秒を争う試験の最中に席を移動するのは時間の無駄だと判断した私は、水滴が落ちてくる中で試験を続行しました。
すると、今度は解答用紙に水滴が落ち、解答欄が濡れてしまいました。
当時の私は水性のボールペンを使っていたので、記入済みの解答欄は水でインクがにじみ、一部の解答を書き直さなければならなくなりました。
また、これから記入するはずだった解答欄が濡れたときに「面倒だからこのまま書いてしまえ」と濡れた紙に文字を書いたのですが、書いた所が破れてしまい、余計な手間が増えてしまいました。
あらかじめアクシデントへの対処法を決めておく
試験本番では何が起こるか分からないので、全てのアクシデントに100%正確に対応するのは不可能です。
そこで、あらかじめ対処法を決めておくことをオススメします。
例えば、私の場合で言うと「不測の事態がおこったらすぐ試験官に言う」と決めておけば良かったと思います。
問題用紙の配布を飛ばされたらその時点ですぐに言う、上から水滴が落ちてきたらすぐ言って席の変更などを相談する、といった対策をとっていれば余計な焦りは無かったでしょう。
みなさんも、私のアクシデント体験談を参考に対処法を考えてみてはいかがでしょうか。