私は2022年5月22日に日本FP協会で実施された2級ファイナンシャル・プランニング技能検定に独学で挑戦し、学科試験では54点(60点満点)、実技試験では87点(100点満点)という結果で合格しました。
当時の合格率は学科試験49.20%、実技試験62.11%、一発合格の確率は30.55%でしたが、無事に一発合格できて安心しました。
2022年5月実施2級FP技能検定試験結果 日本FP協会より
FP2級の受験勉強を独学にするか考えている方はぜひ参考にしてみてください。
独学期間は1ヶ月半
FP2級の受験を決めたのは3月に入ってからで、実際に教材を購入したのは3月末頃、勉強を開始したのは4月の上旬頃でした。
なぜこの時期に受験したかというと、税理士事務所を開業すると決めたときに税理士とFP1級のダブルライセンスでいくことを視野に入れていたので、遅くとも開業前までにFP1級の学科試験には合格しておかなければならず、その結果5月にFP2級、9月にFP1級、11月に開業というスケジュールになったからです。
なお、私が独学を選んだ理由は以下の3つです。
- 専門学校の通信講座では数万円~10万円程かかるのに対してAmazonで教科書や問題集を購入すれば4千円程で済み、解説動画はYouTubeなら無料で見ることができるから
- 試験科目の約半分は既に学習済みだったから
- 税理士試験は専門学校の講座を受講して合格したので、今度は独学で合格する経験を積みたいと思っていたから
1つ目について、最近はYouTubeでも勉強できますので、市販の教科書&問題集でさえ購入すればすぐに勉強できる環境を活用してみたいと思い挑戦してみました。
2つ目について、FP試験の6科目のうち「ライフプランニングと資金計画」「リスク管理」「金融資産運用」は未学習でしたが、「タックスプランニング」は私自身が税理士なので問題はなく、「不動産」は私自身が宅地建物取引士なのでこれも特に問題はなく、「相続・事業承継」については税理士試験で相続税法を選択するとかなり深い所まで学びますのでこれも問題ありませんでした。
3つ目については単純に「独学」に興味があっただけです。
教科書と問題集はTAC出版の「みんなが欲しかった」シリーズ
まず教科書と問題集ですが、私はTAC出版から販売されている「みんなが欲しかった!FPの教科書」と「みんなが欲しかった!FPの問題集」を購入しました。
この教科書と問題集を選んだ理由は、単純に「売上№1だから」です。
試験問題は「みんなが解ける問題を100%解き、みんなが解けない問題は解けなくてもいい」が鉄則なので、売上№1の問題集に掲載されている問題が解ける状態こそが「みんなが解ける問題が解ける」状態であると私は考えています。
なお、FP2級の教材は数多く発売されていますし、必ずしも「みんなが欲しかった」を買わないと合格できないということもありませんので、自分に合う合わないも含めて実際に書店で確認してみることをオススメします。
YouTubeは「ほんださん / 東大式FPチャンネル」
次に、FPの解説動画でYouTubeの中から私が選んだのは「ほんださん / 東大式FPチャンネル」というものです。
おそらくFP試験の動画をYouTubeで検索したことがある方は、一度はこのチャンネルの動画を目にしたことがあるかと思いますが、チャンネル登録者数が10万人を超えるかなり人気の解説動画です。
私がこの動画を選んだ理由は、FP2級受験後すぐにFP1級を受験する予定だった私としてはFP2級からFP1級までを解説できる人の動画を見たかったのですが、多くの方がFP2級までの解説で終わっていて、唯一該当する動画が「ほんださん / 東大式FPチャンネル」だったからです。
解説は分かりやすく、無料なのに想像以上のクオリティだったので、もし専門学校などの講座を受講するつもりの方であっても1度専門学校の体験授業と「ほんださん / 東大式FPチャンネル」を比較してみるのも良いのではないでしょうか。
また、注意点としてはあくまで「無料」であるため100点満点を求めてはいけないということと、全範囲を丁寧に解説しているわけではないので、自分で教科書やネットを活用して調べる必要もあるということは意識しておいた方が良いかと思います。
以上のことを参考に、ぜひFP2級に独学で挑戦してみてください。